

当院では、低濃度アトロピン点眼を一日一回点眼することによって近視の進行を抑制する治療を行っております。
※令和8年6月1日から選定療養(点眼代は自費ですが、
診察代は保険診療)となりました。
また、治療開始後は定期的な通院が必要となりますので、
ご興味のある方は、医師またはスタッフにご相談ください。
近視は将来の目の病気のリスクを高める可能性があるため、適切に対処することが大切です
近視とは、目の中に入った光のピントが合う位置が網膜より前になっている状態のことをいいます。
近視のほとんどは眼球が前後に伸びることで起こります。
眼球は体が成長する時期に伸びることが多く、低年齢の頃に速く伸びる可能性があります。
近視は、軽度であっても、将来、視力にかかわる病気になる可能性があります。



近視進行予防の生活指導
メガネ、コンタクトレンズによる矯正
近視の進行を抑える治療
近視は子どものときほど速く進む可能性があります。
早い段階からできるだけ近視が強くなるのを避けることで、将来の見え方を守り、目の病気になる可能性を低下させることが治療の目的です。
オルソケラトロジーとは、就寝中に特殊なレンズを装用することで角膜の形状を
矯正し、一時的に近視や乱視の視力を回復させる治療法のことです。
日中裸眼でコンタクトやメガネをかけずに生活ができるようになります。
※オルソケラトロジーは自由診療のため全額自己負担となります。

レンズ装着前
ピントが網膜からずれて、
見え方がぼんやりする近視の状態
レンズ装着中
寝ている間に角膜を微量変化させる
レンズ脱着後
レンズを外しても形状が維持される

近視は、眼球の前後の長さである「眼軸長」が伸びることが、主な原因の一つと考えられています。
眼軸長が伸びることで、本来は網膜上で合うはずのピント位置が手前にずれてしまい、
遠くのものがぼやけて見えるようになります。
近視の進行を抑えるためには、この眼軸長の伸びを抑制することが重要です。
なお、一度伸びてしまった眼軸長を元に戻すことはできません。
また、近視は子どもの時ほど早く進行する可能性があり、早くから進行を抑制することで将来、
目の病気になる可能性を低下させることが期待できます。
近年では、さまざまな研究結果から、オルソケラトロジーレンズの装用によって、
近視の原因とされる眼軸長の伸びを抑える効果が期待できると報告されています。
正常な状態
網膜の上でピントが合い、
ものがはっきり
見える
近視の状態
眼軸が長くなるほど、
ピントが前にずれ近視が強くなる
近視進行抑制メガネとは多焦点コンタクトレンズやオルソケラトロジー同様に
周辺部の結像を近視側(低矯正)にすることで眼軸長伸展を抑制し、
近視進行抑制効果が期待できるメガネレンズです。
当院ではHOYA社のミヨスマート(MiYOSMART)を処方しています。
小児の近視のために開発された特別なメガネレンズです。
独自技術「DIMSテクノロジー」を採用しています。
※近視進行抑制メガネ処方は保険診療となります。
中心部は通常の近視補正レンズで、
周辺部には数多くの微小な凸レンズ群(+3.50D)が
鉢の巣状(ハニカム)配置されています。
網膜の後ろにピントが合ってしまう現象(遠視性デフォーカス)を防ぎ、
網膜の前方にピントが合う領域(近視性デフォーカス)を常に作り出します。
MiYOSMART単独で低濃度アトロピン治療群に比べても高い眼軸長伸長抑制効果があることが
数多く報告されており、両者併用ではさらに強い抑制効果があることなどが報告されています。