緑内障について

緑内障とはどのような病気でしょうか？次に緑内障について解説します。
とべ眼科では、緑内障の早期発見・早期治療にも力を入れています。

「緑内障」とはどのような病気？

・視神経が萎縮して、視野が障害される病気です。
・眼圧が高い場合と、正常な場合があります。
・最近、眼圧が正常な緑内障(正常眼圧緑内障)の頻度が非常に高い事がわかってきました。

視神経の萎縮

視神経が萎縮すると、全体的に黄色くなります。

視野(見える範囲)の障害

1.ごく早期には、自覚できません

2.かなり進行しないと異常を自覚しません

3.末期には、ほとんど見えません

緑内障の恐ろしい点

初期はごくわずかの視野障害で、自覚する事はない。
末期になって初めて自覚するが、治療は困難となる。

とべ眼科では…

緑内障の早期発見・早期治療に精力的に取り組んでおります。
お知り合いに、緑内障で不安を感じておられる方がおられましたら、
ぜひ、とべ眼科受診をお勧め下さい。

緑内障の新しいレーザー治療法(SLT：選択的線維柱帯形成術)
について

合併症の少ない、健康保険適応の新しい日帰り治療装置を導入しました。
SLTは低エネルギーの短パルスを房水の流出経路である線維柱帯に照射し、
体内の自然治癒反応を引き起こして眼圧を下げます。
レーザーは非常に低出力のため眼組織に損傷を及ぼすことが無く、繰り返しの治療が可能です。
1回の治療は10分程度で痛みはなく2～3年効果が持続しますが、効果に個人差があります。

日帰り緑内障手術について

当院で行っている緑内障手術「流出路再建術」は正式術式名「トラベクロトミー（線維柱帯切開術）とサイヌソトミーの併用」で、感染症などの術中・術後合併症が起こりにくい安全性の高い術式ですので、日帰りで行うことができます。
ただ手術適応が難しいため、全ての緑内障患者様には行えません。
手術適応は院長が豊富な診療経験に基づいて厳格に判断します。
また当院では緑内障を持つ白内障患者様に対して、「白内障手術とトラベクロトミーの同時手術」を積極的に日帰りで行っております。

最近では低侵襲緑内障手術(MIGS：micro invasive glaucoma surgery)として、眼内からトラベクロトミーを行う方法も採用しています。
この手術は眼に対する侵襲は少ないのですが適応症例も限られ、且つ正確な手技が必要ですので緑内障手術経験の豊富な院長が適応症例を見極めて慎重に行います。